無料レンタルはナスカ>ウィルス対策>ウィルス対策ソフトの検出率について(参考資料) |
|
2007年2月1日より、オフィスソフトにまつわるコラムページの開始致しました。 ご存じですか?知らないうちに「買わされている」高額なオフィスソフト(office soft)の実態。無料オフィスもご紹介。 |
ウィルス対策ソフトに求められる検出率 |
安さだけを求めてウィルスに感染したり、精度が高くても検出に時間がかかって日々の作業に支障が出てしまうようでは本末転倒です。 当コラムは参考資料としまして、出来る限り皆さんが参考に出来るよう最新の資料収集に務め、また、あくまでもネットサービス提供者として第三者の立場で、客観的に記述致しました。 なお、当ページはその特性上、不定期に更新致します。 |
ネット上に書かれたデータは、必ずしも信憑性の高いものとは言えない |
「メーカーが自称するウィルス検出結果のデータが、各社バラバラである」という点です。 「会社によって品質がバラバラなのは当たり前だ」という方もいらっしゃることと思われますが、実証としまして「対応ウィルス数」のキーワードでネット検索し、その結果を一部引用させて頂きました。(2006.5.10現在。このデータは日々変動するものと思われますので参考まで) 各社のウィルス対応についての謳い文句です。
7万、10万で世界トップクラスを称する大手がある一方で、15万、37万、さらには全ての、というデータが出てくる次第です。この数字の乖離は、何が原因なのでしょうか。 中には「亜種の数の数え方などによってベンダーごとに大きく異なるため、あまり目安になるものではありません。」とのセキュリティソフトメーカーによる発言も。 すなわち、メーカーが公表する検出数は、信憑性の高いものとは言えないという結論に達します。
●考えられる原因:
あるセキュリティ情報サイトのエピソードですが、ウィルス対策ソフト検出力の比較情報を記載する際、ソフト開発メーカーからテスト用ウィルスを借りて検証されていたケースがありました。 こういった事実があることを踏まえますと、仮にウィルス対策ソフトの開発元がオリジナルのテスト用ウィルスを製造して先にその検出を行った場合、当然のことながら他社メーカーはそのテストウィルスを検出完了するまでの間、開発元メーカーはそのウィルスに対して100%の検出率を誇るという現象が発生します。 他にも数年前に一時的にトップだった事実のみを元に、いつまでもトップであると掲示し続ける(いつからいつまでとは明示していないので嘘ではない、という企業側の論理)といったケースなど、一方的な視点からでは検出率についての公平性を期すのが難しいのも事実と言えるでしょう。 これらを解消するためには、表向きにだけ見える数字を鵜呑みにせず、出来る限り新しい多くの情報を集めて比較検討を進める必要があるのではないかと考え、当ページを作成するに至った次第です。 ●情報を比較する際の留意点:
過去のWebサイトの記事を最新資料のように評価した場合、それがあたかも業界標準のように取り扱われるケースがネット上では散見されます。他人の書いた古いニュースを元に、常にアップデートが繰り返される最新ソフトの善し悪しを論じるのもまたナンセンスでありますので、注意が必要です。 |
ネット上で集めたウィルス1769体に対する検出 |
||||||||||||||||||||||||||||||||
集めたウィルス数は、1769体です。 ★ウィルスの集め方 一般的な集め方としましては、アングラサイトにアップされている「ウィルス詰め合わせ」のようなものをテスト用としてチェックするケースが多いのですが、これら通常入手出来るウィルスは大抵のウィルス対策ソフトが対応済みですので、これに加えて当方の手元に日々届くウィルスも加えることに致しました。 ★不特定多数のユーザーからウィルスメールを受信する。 当方のメールアドレス(webmaster@nazca.co.jp)は、一日800通を越えるメールが届きます。 基本的にはレンタルサービスの登録に関する問い合わせメールなどですが、これらに混じりウィルスに感染したユーザー様からウィルスやスパムメールも相当数、届きます。 もともと当社のサービスはネット初心者の方の利用も多く、また他にもユーザー層の異なるレンタルサービス(イースター、アルテミス)や、有料サービス(チャーミーラブ、10clicks)といったブランドを複数展開しております関係上、全てのアドレスで一日2000通以上のメールが届きます。 また、webmasterやinfoのIDがついたメールに対して集中的にウィルスやスパムを送りつける特殊なタイプも存在しておりますので、このようなレアウィルスも手元にございます。 先に述べたアングラサイトやWinnyなどP2Pを通じたウィルス、海外のフィッシングサイトなどで入手出来るウィルスも一部引用させて頂き、これら当方の手元にあるウィルスは日々リアルタイムにネット上を飛び交う、最新の実戦的な検体と言えるでしょう。 ★他社の比較対象について 今回は実数を記録するにあたり、ソフト名については実名にて記載させて頂きました。
検出率結果:
カスペルスキー、大健闘です。ロシア製ソフトということもあり日本国内では知名度がいま一つ(※2)ですが、単体のウィルス対策ソフトとしては良質であることが、このデータからわかります。 ※1: そして、それに次ぐ検出を行ったのはキングソフトです。 日本上陸まもない2005年9月頃のキングソフトは、検出力についてネット上にて良い評判が聞かれなかったこともありましたが、日本国内での利用者数も100万人を越え、助け合い掲示板や検体フォームを通じたリアルタイムな情報収集、WinnyやshareなどP2Pソフトのウィルスなどにいち早く対応し、短期間のうちに著しく性能が向上した結果、上記の数字を記録したものと思われます。 また、今回はアンチウィルス機能のみに焦点を絞りましたが、他にもアンチスパイウェアやファイアウォールなども搭載された統合ソフトとして管理が容易である点、無料で使える点、さらに助け合い掲示板で個別のPC不具合などに対して常に多くの検証材料が用意されている点におけるユーザーにとっての安心感というのは、非常に大きなアドバンテージではないかと思われます。
その他の結果は、メジャーな大手ウィルス対策ソフトに続きますので、詳細割愛します。 なお、個別のPCで発生する不具合というのは、キングソフトに限らず全てのセキュリティソフトで時おり発生致します。 競合による不具合発生のようなイレギュラーなトラブルの検証がスムーズに出来るかどうかも、ウィルス対策ソフトを選ぶ際の一つの重要な判断材料となります。 |
検出力に対する所見 |
ウィルスと一口に申しましても、感染した際の危険度が低いものや、感染確率の極めて低い亜種も数多くあります。一般的なインターネット閲覧やメール送受信などの利用を行うのであれば、上記資料の中で95%以上の検出力があれば合格点と言えるでしょう。 winnyなどのP2Pソフトをご利用になるユーザー様は、こちらのコラムもご参考下さい。 話は戻りますが、当方はセキュリティ対策にはユーザーが多額のお金をかけるべきものではないと常々、考えています。
これらの条件を備えていれば、基本的にはどのソフトを使っても大きなトラブルは起こらないものと思われます。 なお余談ですが、NOD32は受信した未検出ウィルスを検体として自動的に提出する機能(ヒューリスティックエンジン)が搭載されており、当方から未検出ウィルスを検体提出させて頂きましたので、上記ウィルスに対する検出率は向上されるかと思います。 当ページがウィルス対策ソフトの他社比較に留まることなく、インターネットを利用するにあたり皆様にとって、より快適な環境づくりの一助となれば幸いです。 |
参考資料リンク |
当ページの公平性・客観性をより高めるため、「ウィルス 検証」などで情報検索を行い、同様の検証を行っているサイト様や、ウィルスの種別、セキュリティソフトに対する提案など有益な情報と思われるサイト様リンク致します。
※掲載基準の一例
サイトリンクご希望の方は、件名に「ウイルス検証サイトリンク希望」とお書き添えの上、掲載希望のURLを添えて当方宛にメール下さい。 |
無料レンタルはナスカ>ウィルス対策>ウィルス対策ソフトの検出率について(参考資料) |
2007年2月1日より、オフィスソフトにまつわるコラムページの開始致しました。 ご存じですか?知らないうちに「買わされている」高額なオフィスソフト(office soft)の実態。無料オフィスもご紹介。 |